囲碁やらまいかフェスタ浜松2011
11月13日、アクトタワー展示ホールにて、浜松市政100周年のイベントの1つとして『やらまいか囲碁大会』が開催されました。
当日は、地元出身のプロ棋士を中心に7名のプロ棋士に来ていただき、先日記事にした「やらまいか囲碁ペア大会」の他に「やらまいか団体戦」と「プロ棋士100面打ち指導碁」が3大イベントとして行われました。
1、やらまいか杯団体戦
1チーム5人の団体戦で、棋力別にA1、A2、B11、B2の4つのクラスに分けて、計40チームが参加して真剣勝負の中にも局後は交流深めるなど和やかなムードで行われました。
地元の囲碁クラブ・同好会などのチーム、職場・学校などの囲碁仲間のチームなどが中心でしたが、他県からの参加チームやネット碁の仲間を集めて参加したチームも見られました。
スイス方式で4回戦対局して順位を決めたのですが、平均年齢80歳近いチームが上位で表彰されたときは、ひときわ大きな拍手が起こりました。
実力者ぞろいのA1クラスは、地区の最強者を揃えた中遠Aの優勝となりました。
準優勝には、県代表経験者が主将を務めた、長野県から参加の南信州囲碁愛好会が入りました。
浜北囲碁クラブからは、高段者を揃えてこのクラスに参加しましたが、今一つの成績だったようです。
A2クラスでは、浜北西高校OBで結成されたチーム北西が、3人の全勝者を出すなどで圧勝でした。
浜北囲碁クラブからは、ベテランに紅一点の清楓を加えたチームがこのクラスに参加しました。チーム成績は4戦全勝だったものの、惜しくも勝数の差で準優勝となりました。
B1クラスは、全勝のチームが出なくて大混戦となりましたが、ヤマハ囲碁同好会が混戦を制して優勝となりました。
B2クラスは、子供教室の仲間で参加したチームが多かったようでしたが、優勝は平均年齢80歳近いエデン悠々の優勝となりました。
表彰時には会場からひときわ大きな拍手が沸いて、改めて囲碁に年齢は関係ないものだと実感しました。
このクラスには、浜北囲碁クラブ(ヤング集団)が参加しましたが、チームは全勝だったものの、惜しくも勝数の差での準優勝となりました。
2、プロ棋士100面打ち指導碁
村松竜一八段(浜松出身)、青葉かおり四段、重野由紀二段(浜松出身)、大沢健朗初段、武田祥典初段、王景い初段の6名のプロ棋士の先生に、午前と午後に2回打っていただきました。
一人の先生が8面打ちで歩き回っての対局でしたので、かなり苦労をかけてしまったようです。
普段はなかなかプロの先生に打っていただく機会が少ないので、午前中に負けて午後の対局でプロの先生にリベンジした人もいたようです。
多くの対局が1時間半以内には終了していましたが、県代表経験者が石を置いて対局して、プロの先生が困惑している場面も見られました。
プロの先生方には、限られた時間の中で局後の検討を丁寧にして頂いたのが印象的でした。
終了後にあるプロの先生から聞いたの話ですが、指導碁を受けた参加者の中には、2手打ちならぬ「3手打ち」をした兵がいたそうです。
先生も一瞬驚かれたようですが、注意することなく何事もなかったかのように打ち続けて、きっちり負かしたようです。
浜北の子供たちもプロの先生に挑戦していました。
特に、小春と舞は前日の夜にも先生方の好意にて指導碁を打ってもらっていましたが、内容もしっかり打っていて全体では勝ち越していたようです。